2007年01月22日

国連安保理 ミャンマー非難決議案で中ロが拒否権

Russia, China Veto UN Resolution on Burma

【単語・フレーズの意味】
・veto ... …に対し拒否権を行使する
・UN 国際連合、国連(=United Nations)
・resolution 決議、決議案
・Burma ※「Burma=ビルマ」は「ミャンマー」のこと。VOA は米国の国営ラジオ放送で、よって内容も米国主導となっている。米国政府は、ミャンマーの軍事政権を認めていないため、旧国名「Burma」、旧首都名「Rangoon」といった用語を現在も使用し続けている。現在の国名「Myanmar」 現在の首都名「Yangon」


★テーマ「ミャンマー非難決議案で中ロ拒否権発動」


(ひと言)
国連安全保障理事会(国連安保理)は12日、ミャンマー軍事政権に民主化を促し、軟禁下にある国民民主連盟(NLD)のアウンサンスーチー氏ら政治犯の釈放を求めた米英両国提出の決議案を採決しましたが、ロシア、中国が拒否権を行使し、否決されました。


Russia and China have vetoed a draft U.N. Security Council resolution that would have urged Burma to ease repression and release political prisoners.

ロシアと中国は、ミャンマー軍事政権に民主化を推進し、政治犯を釈放するよう求めた国連安全保障理事会(国連安保理)の決議案に対して拒否権を行使した。

【単語・フレーズの意味】
・draft 草案
・Security Council (国連)安全保障理事会
・ease ... …をゆるめる
・repression 抑圧
・release ... …を解放する
・prisoner 収容者、囚人、捕虜


VOA correspondent at the U.N. Peter Heinlein reports newly-elected Council member South Africa also voted against the measure.

VOAのピーター・ハインライン特派員からの情報によると、新たに非常任理事国に選出された南アフリカが反対票を投じた。

【単語・フレーズの意味】
・correspondent 通信員、特派員


Russia and China joined together in a rare double veto Friday to block a Burma resolution put forward by the United States and Britain.

ロシアと中国両国は12日、米英提案の決議案に対して拒否権を行使した。両国が同時に行使したのは極めてめずらしく35年ぶりのこと。

【単語・フレーズの意味】
・rare めったにない
・put forward ... …を提出する


The measure would have called on Burma's military government to stop persecution of political opponents and minority groups.

この決議案では、ミャンマー軍事政権に対して政治犯や少数民族への迫害を禁止するよう要求している。

【単語・フレーズの意味】
・call on ... to 〜 …に〜するよう求める
・persecution 迫害(すること、されること)
・opponent 対抗者
・minority 少数(派)


(追記)
ロシアと中国の拒否権によって決議案は否決されましたが、同案採択に必要な投票は獲得されていました。15カ国の安保理メンバーのうち、フランス、イタリア、ベルギー、スロバキア、ガーナ、ペルーなど9カ国が賛成票を投じましたが、南アフリカ、ロシア、中国が反対票を投じ、インドネシア、カタール、コンゴ共和国が棄権しました(The sponsors were able to get the nine votes necessary to adopt a resolution in the 15-member Council. France, Italy, Belgium, Slovakia, Ghana and Peru joined them in voting 'yes'. But South Africa joined Russia and China in voting 'no'. Three other elected members, Indonesia, Qatar and Congo, abstained)。

12日の投票で否決となりましたが、ロシアが拒否権を発動したのは2004年4月以来で、中国は1999年2月以来のこと。また、両国がともに拒否権を行使したのは(当時、ロシアはソビエト連邦)1972年以来のこと(Friday's vote marked the first time Russia has used its veto since April, 2004, the first time China has exercised its veto since February, 1999, and the first time Beijing and Moscow have joined in a veto since 1972)。

拒否権を発動するにあたって、ロシアと中国の国連大使は、「Burma」(国連では「Myanmar」として知られている)政府の問題は安保理で取り上げる議題とはならないと主張しました(In casting their negative votes, the Russian and Chinese ambassadors argued that Burma, or Myanmar as it is known at the U.N., should not be on the agenda of the Security Council)。

中国の王光亜・国連大使は、国際的な平和や治安を脅かす問題に対して安保理は国連憲章にのっとって行動すべきとの見解を示しました(China's U.N. envoy Wang Guangya said the U.N. Charter gives the Security Council authority only in the case of threats to international peace and security)。

王光亜氏は「もちろん、ミャンマーに問題があるのは承知しているが、これらの問題が国際的にも地域的にも平和や治安を脅かすものであるとは認識していない」と主張しました("Of course there are problems in Myanmar. But we believe these problems do not constitute a threat to regional or international peace and security," he said)。


posted by dsk at 00:00| Comment(0) | TrackBack(0) | 国連(UN) | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
この記事へのコメント
コメントを書く
お名前:

メールアドレス:

ホームページアドレス:

コメント:

認証コード: [必須入力]


※画像の中の文字を半角で入力してください。

この記事へのトラックバック
×

この広告は180日以上新しい記事の投稿がないブログに表示されております。