2006年03月16日

国連人権理事会の創設決議を採択、米は反対票

UN Creates New Human Rights Council Despite US Opposition

【単語・フレーズの意味】
・UN 国際連合(=United Nations)


★テーマ「国連人権理事会の創設」


(ひと言)
国連総会は15日、国連人権理事会創設に関する決議案を賛成170、反対4、棄権3で採択しました。


The U.N. General Assembly has ignored U.S. objections and voted overwhelmingly to create a new Human Rights Council. The United States was one of four countries voting against the body.

国連総会では、米国の反対をものともせず、圧倒的多数が賛成票を投じ、人権理事会の創設が採択された。米国は反対票を投じた4カ国のうちのひとつ。

【単語・フレーズの意味】
・U.N. General Assembly 国連総会
・ignore ... …を無視する
・overwhelmingly 圧倒的に


The vote of the 191-member General Assembly was nearly unanimous. Only Israel and two Pacific island nations, Palau and the Marshall Islands, joined the United States in opposition. Three countries Iran, Venezuela and Belarus -- abstained.

国連総会の191カ国のメンバーはほぼ賛成票を投じた。イスラエルと太平洋諸島の2カ国、パラオとマーシャル諸島が米国と同じ反対票を投じ、イラン、ベネズエラ、ベラルーシが棄権した。

【単語・フレーズの意味】
・unanimous 満場一致で
・Pacific 太平洋、太平洋の
・Palau パラオ
・Marshall Islands マーシャル諸島
・Venezuela ベネズエラ
・Belarus ベラルーシ
・abstain 棄権する


The resolution creates a Human Rights Council to replace the discredited U.N. Commission on Human Rights, which has had some of the world's most notorious rights abusers among its members.

この決議案採択によって、信用を失っている国連人権委員会に代わって人権理事会が設けられる。人権委員会のメンバーの中には人権侵害を指摘される国も含まれていた。

【単語・フレーズの意味】
・resolution 決議、決議案
・replace .... …に取って代わる
・discredit ... …の信用を落とす
・notorious 悪名高い
・abuser 乱用者


(追記)
エリアソン総会議長は、新たなスタートを切るいい機会だとして人権理事会の創設が決まったことを歓迎しました(Assembly President Eliasson hailed the creation of the new Human Rights Council as an opportunity for a fresh start)。

反対票を投じた後に米国のジョン・ボルトン国連大使は、人権理事会が人権委員会より良質なものになるとの確信が持てないと述べました(After casting his "no" vote, Washington's U.N. Ambassador John Bolton said the United States is not convinced that the Council would be any better than the Commission it will replace)。

ボルトン国連大使は、人権理事会に協力するとの見解を示しましたが、米国が理事会のメンバーとなることを望んでいるかどうかは明らかにはしていません(Ambassador Bolton indicated the United States would work with the new Council, but did not indicate whether Washington would seek membership in the body)。

米国や他の諸国の中には、理事会の理事国の数を大幅に減らし、理事国のメンバーになるのに3分の2の賛成が必要とし、人権侵害を指摘されている国を排除するよう求めていました(The United States and many others wanted to exclude rights abusers by sharply reducing the size of the Council and requiring candidates to win a two-thirds vote of the General Assembly to win a seat on the Council.

承認された折衷案では、理事会の理事国は人権委員会の53カ国から47カ国で構成され、国連加盟国過半数の96カ国の賛成票で選出されます(The compromise approved Wednesday creates a 47-member body to replace the old 53-member Commission, and requires candidate countries to win support of an absolute majority of the General Assembly, or 96 members)。
現行の国連人権委員会では、年1回6週間だけ会合が開かれていたのみでしたが、理事会では年3回の会合に加えて緊急会合も開き、世界の人権侵害問題に対処する機関を目指しています。


posted by dsk at 23:59| Comment(2) | TrackBack(0) | 国連(UN) | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
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