2006年01月12日

日中非公式協議、東シナ海ガス田開発問題で進展なし

China, Japan Make Little Progress on East China Sea Dispute

【単語・フレーズの意味】
・East China Sea 東シナ海


★テーマ「日中・東シナ海のガス田開発問題」


(ひと言)
中国北京にて日中両政府は9日、東シナ海のガス田開発問題を話し合う高官同士による非公式協議を開きましたが、何の進展も無いまま会談は終了しました。


China and Japan have made little progress following a half-day of talks on resolving a territorial dispute in the East China Sea. Officials of the two countries met in Beijing on Monday.

東シナ海領土問題をめぐる協議は半日行われたが、日中両政府間で進展がみられなかった。両国高官が9日、北京で会談した。

【単語・フレーズの意味】
・resolve ... …を決議する、解決する
・territorial dispute 領土問題
・official (政府)高官、関係者、当局者
・Beijing 北京。中国の首都


Japanese officials said the meeting between Japan's envoy Kenichiro Sasae and his Chinese counterpart Cui Tiankai ended at noon Monday with a reaffirmation from both sides that China and Japan should improve their battered relations.

日本政府当局によると、会談には日本から佐々江賢一郎・外務省アジア大洋州局長、中国側は崔天凱・外務省アジア局長が出席した。9日の正午に会談を終え、両国間の悪化した関係を改善するようお互いに再確認した。

【単語・フレーズの意味】
・envoy 使節、使者、外交官
・counterpart 相当するもの、人
・reaffirmation 再び主張(断言)すること
・improve ... …を改善する
・batter ... …をめった打ちにする


Japan also said the two countries expect to resume talks in the coming weeks.

日本政府側は次週に再び会談を行うことを望んでいると発表した。

【単語・フレーズの意味】
・resume ... …を再開する


The two sides are locked in a dispute over parts of the East China Sea, where both want to exploit what they believe may be extensive oil and gas deposits.

両国政府は東シナ海問題で交渉が行き詰まっている。東シナ海には石油と天然ガスが豊富に眠っているとされ、両国が採掘権を主張している。

【単語・フレーズの意味】
・lock ... …を動かなくする
・exploit ... …を利用する、搾取する
・deposit (特に石油・鉱石の)鉱床、埋蔵物


China and Japan have agreed in principle to work together to develop the resources, but remain far apart on details of how much each side will invest and how to share profits.

日中両国政府は原則として共同で採掘を行うことに合意しているが、投資額や資源の分配率といった詳細な取り決めについては何の進展もみられていない。

【単語・フレーズの意味】
・in principle 原則として
・resource 資源
・apart ばらばらで、隔たって
・detail 詳細
・invest 投資する、出資する
・share ... …を分配する、共有する
・profit 利益


(追記)
日本政府は、東シナ海において、国連海洋法条約に基づいた排他的経済水域(EEZ=exclusive economic zone)が定めている日中中間線ぎりぎりの水域にガス田開発を始めた中国に対して、開発中止と情報提供を求めていました。

問題となっているのは、中国側が開発しているガス田が地下構造で日本側海域につながっており、日本側の資源も採掘されるということです。

それに対して中国側は、日中中間線より東側にある沖縄トラフ(trough、海底のくぼみのこと)まで大陸棚が伸びる範囲を自国の海域であると主張し、日本側が主張している日中中間線を認めない姿勢をとっています。

そうした中国側に対して、前回の協議で日本側は、打開策としてガス田の共同開発案を提示しました。

日本の共同開発案は、中国の春暁(Chunxiao field、日本名「白樺」)、天外天(Tianwaitian field、日本名「樫」)など地下構造がつながっているとされているガス田に対して資金提供、資源分配を行うというものです。


posted by dsk at 06:00| Comment(2) | TrackBack(0) | 中国 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
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